ハゲてる人

若くしてハゲると差別を受けるのは事実

20代後半で薄毛になった僕は、髪の毛がフサフサだった頃と比べ明らかに周囲からの扱いに変化を感じました。

 

ハゲるとからかわれる、馬鹿にされる、人生損をすると思っている人も多いと思います。

 

実際にハゲという事で差別を受け、さらにまたフサフサに戻って差別を受けなくなった経験から、ハゲると様々な差別を確実に受けるという確証を得ました。

 

実体験で感じた「ハゲで人生損した」10個を挙げたいと思います。

1.女性にモテない

髪の毛が明らかに薄い人になってから、一気にモテなくなりました。

 

それどころか人として冷たく感じる事も多々ありました。

 

女性の反応は露骨です。

 

それまでは、例えばプライベートの集まりや仕事で出会った人やお客さんなんかでも、話が弾んだりして仲良くなって、メールやLINE交換をしたりすることもちょいちょいありました。

それで今度飲みに行こうよ!とかご飯食べに行こう!なんて事も普通にありました。

 

しかし、髪の毛が薄くなってからは、全くそういう事が起きないのです。

 

こちらは普通に話しても、向こうはもう一歩踏み込んで来ないというか・・・。

友達にすらなれないのです・・・。

 

ひどい人は「LINE交換しません?」と言ったら「私LINEしてないので・・・」と断ってきました。

当然嘘だと思います。

 

恋愛対象どころかお友達にもなってもらえない。

 

これはきつかったです。

 

自分に自信を無くし、女性と接する機会は自然に減っていきました。

2.同じ年代の仲間に入れてもらえない

20代後半や30代前半はまだ若者です。

 

私は職を転々としてきましたが、フサフサの頃はいつも同僚の輪に溶け込む存在でした。

 

しかし薄くなり始めてから勤めた職場では、何か対応が違う・・・。

 

同じような年代が休憩時や仕事の合間におしゃべりしている輪の中に私も入ろうとするのですが、どこか一線置かれている気がする。

 

仲間意識を自分だけ持ってもらえないというか、心底で仲良くなろうとしてくれない。

 

いじられキャラになっていて、同等に見てもらえていない。

 

特に女子は明らかに他の人と僕に対する態度が違う。

 

当然プライベートでもほとんど誰にも誘われない。

 

みんなで集まって飲んだり、男子陣で合コンしたりしている事は知っているけど、なぜか僕にはお呼びがかからない。

 

年代関係なくあつまる会社の飲み会などには当然呼ばれます。

しかし同年代だけの小さな集まりには呼ばれないのです。

 

逆に40代、50代の上司たちは、なぜかしょっちゅう僕に話しかけてきます。

 

休憩中も最終的に同年代といるより、40代、50代の人たちと一緒にいる事が多かったですね・・・。

 

やはり頭皮が見えることは罪なのでしょうか・・・?

3.馬鹿にされる、差別を受ける

ちょっとズケズケ来るような性格の上司や同僚は、何かあるとからかい半分でペシッと頭を叩いてくる

そうすると周りに笑いが起きる。

 

さらにむかつく奴だと「ハゲのくせに」と言いながら叩いてくる。

 

これは明らかな差別です。

 

人種差別、男女差別、障碍差別、セクシャリティ差別・・・。

過去の人類の歴史の中で、あらゆる差別が社会問題になり、デリケートな問題になっています。

 

「〇〇人のくせに・・・」「女のくせに・・・」「障碍者のくせに・・・」「ゲイのくせに・・・」

なんて言ったら、当然一瞥されるし人間性を疑われる時代です。

 

そんな成熟した現代社会において、なぜハゲは「ハゲのくせに・・・」と言われても、笑って済まされるのだろうか・・・。

 

人間の外見要素である「ハゲ、ブス(ブサイク)、デブ」はテレビでも平気で差別を受け、観ている者の笑い者になっている。

 

ハゲはなりたくてなったわけではない。

 

それなのにハゲてしまった者たちは、笑い者にされる事を、無条件で受け入れなくてはならないのだろうか・・・。

4.憐れまれる

ハゲて辛い思いをしている事を察してくれているのか「若いのにねえ・・・。」と憐れんでくれる人がいます。

 

「気にしている」などとこちらが言ったわけでもないのに「気にすることないわよ」と言ってくれるのですが、そんな風に憐みの目で見られると、余計辛くなります。

 

また、こちらから何も言っていないのに、「こないだテレビで観たんだけど・・・」と言って頭皮マッサージの仕方を教えてくれたり、頭皮にいいシャンプーを誕生日にプレゼントしてくれたり・・・。

 

親切心でやってくれているのを頭では分かっているんですが、やはり憐みを受けているようで切なくなります。

 

特に「これを飲んだら髪の毛が生えてきた人がいる」と言って、サプリやら、美容クリームやらなんやらを「絶対飲んだ方がいいよ」「絶対使った方がいいよ」と購入を勧めてくる人は、切なさを通り越してムカつきます。

 

いわゆるネットワークビジネスみたいなやつです。

 

別に髪を生やしたいなんて言ってないだろ!(本当は生やしたいけどね・・・。)

 

ハゲを心配するふりして、売れたらあんたにお金が入ってくるんだろ!

 

「絶対飲んだ方がいい」って医者でもないのに何を根拠に上からモノ言ってんだ!生えなかったら責任取って返金してくれるのか!?

 

そんな気分です。

 

私たちは、ハゲの話題に触れられたくないのです。

 

そっとしておいてください・・・。

5.老けて見られる

同じ顔立ちでも、髪の毛がフサフサと薄毛なのでは印象は大違いです。

 

20代途中までは、よく歳より若く見られていました。

「何歳なの?」と聞かれて歳を答えると、「へえ、若く見えるね・・・」と言われる事も多かったのです。

 

しかし20代後半から髪の毛が薄くなり始めると、全く反応が逆転しました

 

年齢を答えても「あ、そうですか・・・」だったり「もっと上に見えた」だったり・・・。

若いねと全く言われなくなったのです。

 

30歳を過ぎた頃には、40歳の人に「俺より年上かと思ってた」と言われたり、「あなたってAさん(42歳)と同い歳位だっけ?」と言われたりするようになりました。

 

本気で内心落ち込んでいました。

 

本当に髪の毛って、若くみられるために重要なポイントです。

 

髪の毛がフサフサになってからは、再び「若い!」と言われるようになりました!

 

アデランスのCMとかでも、ビフォーアフターを見てびっくりしますよね!

6.視線を頭皮に感じる

誰かと喋っている時、時おり頭に視線が行くのを感じます。

 

街を歩いている時、すれ違う人の目線が、僕の頭に行っているのがわかります。

 

視線が刺さるように痛いです。

 

別に大した被害じゃないと思うかもしれません。

 

しかし毎回毎回だと精神的に病みます。

 

だからもう帽子を被るしかありません。

 

しかし帽子を被っても「ハゲ隠し」と思われてしまうのです。

7.夏に汗がつーっと流れ、冬は冷たい風を感じる

これも大した実害はないですが、髪が薄くなると夏に汗がツツーッと頭皮を流れるのが分かります

 

少しくすぐったいくらい、はっきり分かるのです。

 

また冬は、髪が薄い部分に冷たい風を感じます

 

今まであった物が無くなった虚無感を感じる瞬間です。

 

季節を感じると同時に、ハゲを感じる。

 

ああ、もう僕はハゲなんだ・・・。

 

事実を受け入れるのも精神的にきついのです。

 

長年ハゲのままでいると、これらは気にもならなくなるのでしょうね。

8.就職に不利

ハゲても仕事ができる人もいます。

 

ソフトバンクの孫正義さんなんて、ハゲを自虐ネタにしていますが、どんな人より仕事ができます。

 

しかし、同じスペックで比べたらハゲよりもフサフサの方が有利です。

 

実際に心理学的な実験でも、ハゲは就職に不利だという結果があります。

 

また部下からの信頼も、フサフサの人よりも得にくく、出世もしにくいそうです。

 

販売や営業でも、ハゲの人よりフサフサの人から買いたいという人が多いそうです。

 

もちろん実力で凌駕する人もたくさんいますし、髪の毛の量だけが全てではありませんが、フサフサよりもハゲはなぜか蔑んで見られたり、避けられてしまったりするのです。

 

第一印象は見た目が9割といいますが、やはりハゲは面接時のファーストコンタクトで一回奈落の底へ落とされます。

 

面接官の頭の中で、まず「ハゲ」が強烈に焼きつき、そのまま面接は進められるのです。

 

そこからトークやスペックでハゲを凌駕して這い上がれる人はいいですが、普通の人はなかなかその奈落の底から這いあがれません。

 

20代や30代前半で薄毛の人は、若い人や女性がターゲットの接客業や、営業職などお客様と直接関わる仕事は受かりにくいのが現実なのです。

 

これは私が直接経験した事ではないのですが、ハゲ友に聞いた話だと、たとえば不動産系や、ショップ店員系などの人と接する接客業はなかなか受からないそうです。

 

中途だと結局肉体労働系しかないと嘆いてました。

 

おしゃれ坊主系ならいいのかもですが、あれも頭や顔の形で決まりますから、生まれ持ったものはどうにも出来ませんよね。

9.女性のお客さんに気持ち悪がられる

ハゲが生理的に無理という女性は多いです。

 

毎日お風呂に入って歯も磨いているのに「清潔感がない。」「気持ち悪い。」と言われます。

 

正直ムカつきますが、事実なので仕方がありません。

 

僕もやはり太っている女性を見ると、女性として見れないですから・・・。

 

しかし恋愛は無理だとしても、店員とお客みたいな立場でのやり取りは普通にしてもらいたいところです。

 

でも女性は男性以上にその辺の差別は露骨です。

 

女性のお客さんは、イケメンの店員には感じよく受け答えするのに、ハゲには明らかに冷たい。

接客しても半分無視。

ちょっと気に食わないことがあると冷たい顔してクレームを言う。

 

腹が立つけど、ハゲなんだから仕方ないとグッとこらえて毎日生きるしかないのです。

10.子供に嫌われる

昔、僕が小学生の頃、友達のお父さんがハゲていて、みんなに友達がバカにされていました。

「お前の父ちゃん禿げ頭」みたいな・・・。

 

今思うとその親子がめちゃくちゃ可哀想です。

 

子供もお父さんが好きになれないし、授業参観や運動会に来て欲しくない・・・。

 

お父さんも子供の学校行事に行きたくても、友達の前に行くのに気が引ける・・・。

 

僕の場合、完全につるっぱげになっていなかったのと、薄かったのは娘が幼稚園の頃だったのでセーフでした。

 

娘が小学3年生の今もハゲていたら、恐らく今の仲のいい関係はどこかで歪んでいたかもしれません。

 

誰だって好きでハゲている訳じゃない。それなのに明らかに世間の目は冷たい。

 

特に子供は正直です。

 

私がかなり髪が薄くて頭皮が透けて見える頃、電車に乗っていたら「あの人ハゲてる」と小声でくすくす笑う小学生3人組がいました。

 

小学生相手に殺意を覚え、睨みつけてやりましたが、小学生を睨みつける自分が情けない・・・。

 

罪を憎んで人を憎まずとは言ったものです・・・。

 

ハゲに反応して笑ってしまうのは人間の本能なのです。

 

グッとこらえて、お酒を飲んで忘れるしかないのです・・・。

まとめ

欧米人のように頭の形が良く、彫りが深ければハゲてもカッコいいのかもしれません。

 

しかしモンゴロイドの私たちは、ハゲたらなぜか人権を失ったような、身分が下がったような扱いを受けるのです。

 

こんな差別社会はもううんざりです。

 

ですが、それが現実社会なのです。

 

だからハゲの私たちは、自分でハゲ問題を解決すべきなのです。

根本的にハゲを治す方法