喫煙は体に悪いし、ハゲの原因にもなるのは周知の事実!
しかしそうはいってもなかなか止められないのがタバコ。
「禁煙するぞ!」と誓っても、次の日には吸っているという体験をしたことがある人も多いのでは?
しかし僕は30回の禁煙失敗を繰り返し、やっと禁煙に成功しました。
その独自の禁煙方法をお伝えします。
禁煙に成功した独自の禁煙方法
18歳でタバコを覚えた私は、20歳の頃から禁煙を意識し始めました。
なぜなら明らかに体力が落ち、すぐに息切れする体になっていたからです。
また髪の毛にも悪い事は知っていました。昔からハゲ予備軍だった私にとって、ハゲの原因になることは少しでも排除したかったのです。
そして禁煙し始めますが、27歳まで30回以上の禁煙に失敗しました。
有名な著書「禁煙セラピー」を読んで1か月ほど禁煙することが出来たこともありました。
しかし、ふとした時にまた吸ってしまうのです。
例えば飲み会で隣の人がタバコを吸っていた時・・・。
仕事終わりにふと仕事仲間が喫煙所に集まってタバコを吸っていた時・・・。
仕事などで行き詰まり、ストレスがたまりイライラする時間が増えた時・・・。
恋人と別れた時・・・。などなど。
「いまタバコを1本吸ったって、すぐまた止められるだろう」という軽い気持ちでタバコを買います。
そして1本吸ったら最後、また喫煙生活に戻っていってしまうのです。
そんな私が27歳でやっと禁煙に成功し、以後7年間喫煙せずにいられたのは、独自の禁煙方法があったからだと思います。
1.タバコを一生吸わないと決めない
まず禁煙すると「もう一生タバコを吸えないのか・・・。」と考える人が多いです。
なぜなら今後1本でも吸ったら喫煙者に逆戻り。
1本だけと吸ってしまったら最後で、また喫煙生活に戻ってしまうと思っているからです。
そうすると、タバコが急に名残惜しくなります。
数日禁煙できても、ついついタバコを買ってしまい、「この一箱を最後に禁煙しよう!」という連鎖が起き、結局止められないのです。
この先、一生タバコが吸えないと思うと、どうしてもタバコが吸いたくなります。
ですから、一生タバコが吸えないとは思わないでください。
この考え方は、結構重要です。
「とりあえず1か月禁煙してみて、成功したらご褒美に1本吸おう!」
と考えればいいのです。
また、この禁煙明けのタバコも1本だけ誰かにもらうか、1本100円くらいで売ってもらいましょう。
タバコ1箱を自分で買うのはNGです。
この1か月後に吸うたばこは、本当にまずいです。
「なぜ今までこんなまずい物を吸っていたのか」
と思うくらい、まずくて頭がふらふらして、オエっと嗚咽感がします。
そしてその後、息切れしてフラフラで頭が集中できません。
その時、禁煙を始めた頃のようにタバコを欲する衝動は収まっている事に気づきます。
1か月成功すれば、その後禁煙をキープできる可能性は高いです。
しかし、そこで失敗してまた吸い始めてもいいのです。
この成功体験が大切だからです。
2.とりあえず1週間禁煙する方法
ニコチン中毒は1~2週間禁煙すれば消えると言われています。
中毒が強い人でも3週間くらいです。
つまりどんな人でも1か月禁煙できれば、中毒症状は治まります。
この一週間の禁煙を成功させると、達成感が沸き自分に自信がついて、逆にこのまま禁煙記録をキープしたいという欲求が出てきます。
ですので、まずは一週間は喫煙を止めることを目標にしましょう。
その後吸ってしまっても構いません。
私は20回は1週間以上の禁煙を成功させましたが、結局その後吸い始めてしまっています(笑)
とりあえず1週間の禁煙方法を列挙します。
禁煙開始日は休日で非喫煙者と過ごす
まず禁煙する日を決めます。誕生日とか大晦日とか、そんな記念日じゃなくてもいいです。
まあ区切りがいいので、意志を高めるためにそういう日を選んでもいいですが、大抵の人は意志が弱いので、そんな記念日を選んでも関係なく吸ってしまいます。
そうではなく、できれば連休の時などがいいです。
人はストレスに駆られると禁煙中でもタバコを吸いたくなります。
仕事をし終わったあと、仕事中にイライラしている時などはその欲求に負けやすいです。
また、職場にタバコを吸う人が多いと、ついついそそのかされます。
ですから仕事が休みの日を狙います。
もちろん休日でも、休みの日でのんびりしてるとどうしても吸いたくなってしまいます。
そして喫煙者と一緒にいるとどうしても吸いたくなってしまいます。
しかし仕事の日などに比べれば、楽に衝動を抑えられます。
私が1週間以上の禁煙を苦も無くできたのは、イタリアに非喫煙者と1週間旅行に行ったときです。
この時は本当に簡単に止められました。
さすがにそんなチャンスは頻繁に転がっていませんが、2日以上の連休時は非喫煙者と一緒に何かするという予定で埋めてください。
旅行でもいいですし、1日ごとに他の非喫煙者と遊ぶのでもいいです。
とにかくぼーっと考える暇がないように忙しく予定を埋めてください。
今の時代2人に1人は非喫煙者ですから、誰か周りにいるはずです。
どうしても友達がいない人は、1人で映画館にでも行って5本連続ぐらいで映画を鑑賞して一日過ごすとかでもいいです。
当然ですが、禁煙前日までにタバコは1本も取っておかないようにします。
残しておくと、ついつい1本だけ・・・と吸ってしまいます。
もしその二日間で1本もタバコを吸わなければ、明らかな体の変化に気づく人は多いはずです。
なぜならニコチンが抜けて48時間経つと一酸化中毒は抜け、血液痛の酸素濃度が上がり、血圧・脈拍数も良くなります。
身体は明らかに改善されていますので、それを体感する人も多いのです。
私のも2日間禁煙すると体が軽くなり、舌の感覚が変わることに気づきます。
この2日間の禁煙成功で、多くの人は達成感を味わいます。
そして喫煙者や禁煙できない人に優越感を覚え、何か知らないけどタバコを吸っている人を哀れに思い始めます(笑)
また、さらに1日我慢できれば3日間で身体のニコチンは完全に抜けるのです。
禁煙開始の前日にタバコを大量に吸う
「○月○日から禁煙を開始した」というのを覚えるために、禁煙前日の23:59までにタバコを吸うのを止めるのが理想ですが、無理なら0時過ぎても構いません。
翌日起きた時から禁煙開始!と決めたらその日は寝るまで大量のタバコを吸います。
ヘビースモーカーで身体が丈夫な人は、1時間に10本位吸ってください。
一応年齢がいっている方は急激に血管が収縮して心筋梗塞、脳梗塞になるかもしれませんから、自己責任でお願いします。
とにかくもう嫌になるくらいタバコを吸うのです。
大量のタバコを吸うと体がダメージを受け、頭はくらくらで物事を考えられず、身体は息切れして動けなくなります。
そうすると身に染みてタバコが体に悪い事を実感し、「本当にタバコを止めたい!」という強い意志が持てます。
そして人によるかもしれませんが、気持ち悪さが残っていて次の日から1~2日間はあまりタバコを吸いたくなくなります。
健康面では良くありませんが、今後禁煙する事を考えたら、その日は大量に吸っても仕方ないと思っているので、私はそのように嫌になるほどタバコを吸いますが、あくまで私個人のやり方なので良いか悪いかはご自身でご判断ください(笑)
禁断症状を乗り切る
最初の3日間は特に禁断症状的なものが出てきます。
吸いたい吸いたいとタバコの事ばかり考えてしまいます。
頭がボーっとして、たばこ吸えばすっきりしそうなのにな・・・という感覚になります。
イライラしてタバコを吸えば落ち着きそうな気になります。
しかしこれらがニコチンの誘惑なのです。
「ニコチン中毒」という体を蝕む虫が体の中にいると思うようにしてください。
その虫は3日間ニコチンがなくなると死んでしまうので、必死にあなたを説得して、ニコチンというエサを要求するのです。
しかしこの要求に応えると、またニコチン中毒は栄養を取り入れ元気になってしまうのです。
3.もうひと頑張りで1か月禁煙する方法
1週間禁煙できたなら、1か月禁煙するのも比較的簡単です。
「ニコチン中毒」という虫は、1週間もエサがもらえず餓死状態だから、エサを要求する力も弱まっているのです。
しかし、その1か月間に魔の手が多いのも確かです。
基本的に人間の体は1週間禁煙をすると、血液の循環が良くなり、息切れなどもなくなり呼吸がラクなります。
また熟睡できるようになり目覚めも良くなります。
そして味の感覚が変わるというか、食べ物の味がしっかり分かるようになります。
それまでいかに肺機能低下で呼吸が苦しく、睡眠が浅く、舌がマヒしていたかが初めて分かります。
そして1週間禁煙をしているという達成感から、その先の継続も頑張れます。
しかし、普段は吸わない事を継続していても、ふとした時に吸いたいポイントが出てきます。
- 仕事が終わってストレスから解放された時に、仕事の同僚が一服している姿を見た時
- 仕事や家庭問題などで強いストレスを感じてイライラした時
- 飲みに言行って仲間がタバコを吸い始めた時
この瞬間を乗り越えれば、また吸いたい衝動は収まりますので、何とかこういった衝動を抑えなければいけません。
そのためにはやはり吸えない状況を作っていくしかないのです。
タバコを吸っても落ち着かないことを理解する
もしかすると体調の変化があまりない人もいるかもしれません。
しかしタバコ吸うと身体によくない事を改めてここで認識すべきです。
タバコを吸うとリラックスしたり、落ち着いたりします。
しかしこれはニコチン中毒の幻想です。
ニコチンが不足してくると落ち着かなくなるので、ニコチンを取り入れて平常に戻しているだけなのです。
タバコを止めた後でも、深呼吸すればリラックスできます。
だからタバコを吸いたい衝動に襲われたらタバコを吸っているのを想像しながら深呼吸してください。
そうすれば、たばこを吸うより何倍もリラックスできるはずです。
しばらくタバコを止めていた後で、久々にリラックスしようとタバコを1本吸っても、リラックスどころか気持ち悪くなります。
息も少し苦しくなります。
こんなもので身体がリラックスして落ち着くわけがないのです。
口さみしいのは幻想だと理解する
タバコを吸っている時って、何か暇さえあればタバコが吸いたくなります。
誰かを待っている時、運転中、仕事の休憩時間、退屈でぼーっとしてるとき、何か作業がひと段落した時・・・。
こんな時にタバコを吸う人にとって、「タバコを吸わない人ってこういう時間どうやってやり過ごすんだろう・・・暇だよな。口さみしいよな。」などと考えます。
しかししばらく禁煙していると、そんな感覚が全くなくなります。
何かしていないと・・・という感覚がないのです。
むしろ何かある度にタバコを吸いたくなる状況の方がおかしいのです。
それも「ニコチン中毒」という虫の誘惑なのです。
口さみしくてガムを噛む人もいますが、1か月も禁煙できればそんなガムも必要なくなるはずです。
しかしガムは脳にも歯にもいいので、ガムを噛むことをクセにするのはいい事かもしれません。
タバコを吸うと口臭がきつくなるしハゲるし、老ける事というイメージを常に持つ
タバコを吸っていると、口の中や肺が有害物質にまみれ、菌も繁殖しやすくなり、息が臭くなります。
私は口臭が嫌でタバコを止めました。
例えばめちゃくちゃキレイな女性と出会えても、息が臭いと一気に幻滅してしまいます。
だから自分自身も息が臭いと思われるのだけは嫌でした。
でもタバコを長年吸い続けている人は、息が臭い人が本当に多いのです。
タバコの匂いだけではありません。息が顔にかかるとオエッとくる口臭です。
それに歯も黄色くなります。
歯茎も色が変わって黒ずみます。
また老化も喫煙者の方があきらかに早いです。
肌もシワやくすみが増えます。
そしてハゲになる確率も当然上がります。
つまりどんどん老けていきます。
この写真は有名ですが、2人は双子の40歳の女性。左が喫煙を続けてきた喫煙者で右は非喫煙者だそうです。
こんな結果になるのなら、やはりタバコはやめたいものです。
最初はカッコいいと思って始めたタバコ・・・。
映画やドラマなどを観て憧れて吸い始めた人も多いでしょう。
しかしふとタバコを吸う街中のおじさんたちを見ても、ちっともカッコよくありません。
ハゲて太って息が臭いおじさん達が、取りつかれたように喫煙所に集まってタバコを吸っている・・・。
自分もこんな風になるのかと思ったら、興ざめしました。
こんなダンディーにはならないのです・・・。
きっと将来子供や奥さんにもタバコを吸う事を嫌がられるでしょう。
見た目も老けて、頭もハゲて、一緒にいることも嫌がられるでしょう。
だったら非喫煙者になって健康になった方が、よほどカッコいいのです。
周りの人に禁煙をしたことをアピールしまくる
禁煙に数日でも成功したら、周りの人に禁煙をしている事をアピールしてください。
同僚、友達、恋人、上司、部下、あらゆる人に禁煙アピールします。
いつものタバコ仲間に「一服しない?」と言われたら「ああ、俺禁煙してるから」とちょっと上から目線で言ってみましょう。
それが自分へのいいプレッシャーになるはずです。
それでまた数日後にタバコを吸っている姿を見られたら、恥ずかしい男になってしまいます。
もし万が一どこかで1本吸ってしまっても、その人たちの前では吸うのを我慢するでしょう。
禁煙の一番大事なことは、とにかく吸わない時間を長くする事なのです。
喫煙者と距離を置く
身近な人が喫煙すると、自分だけ禁煙するのはなかなか難しいです。
しかし禁煙するという理由で縁を切るわけにもいきません。
ですから、普段一緒にいる人で喫煙者がいる場合、特に自分は禁煙中だとアピールし、その人が一服する時について行かないことが大切です。
いつもは一緒に喫煙所に行っていたのに、トイレなどに逃げ込むようになれば、「自分は喫煙者じゃないんだ」という実感が沸き、さらに禁煙を継続する自信にもつながります。
そしてそれがしばらく続くと、今まで喫煙を誘ってきた人も「ちょっとタバコ行ってくるわ」と、勝手に行くようになります。
あなたのことを「非喫煙者」として認識しだすのです。
しかし恋人や配偶者、一緒に住む家族が喫煙者だときついです。
よほど強い意志が必要でしょう。
なのでできたら一緒に禁煙をしてください。
「一生禁煙しようではなく、一緒に1週間我慢しよう。」
とするのです。
ダメでも何回も一緒にトライしてみてください。
そうすればいつかは必ず成功します。
禁煙は意志も重要ですが、中毒なのでなかなか意志だけでは継続できず、何度も失敗するかもしれません。
しかしあきらめずに何度も挑戦する事が大切なのです。
1か月続けば禁煙成功
1か月間吸わなければ、禁煙成功と言っても過言ではありません。
「ニコチン中毒」は死滅し、なくてもほとんど大丈夫になります。
私も最初の1か月は何度もタバコを吸ってしまう夢を見て、目覚めた後に「吸ってなかった。よかった」と思う事がありました。
また周りの人の喫煙している姿を見て、吸ってしまおうかと心が揺れることが何度もありました。
でも禁煙が続いていくと自尊心が高まり、継続していくことが楽しくなっていきます。
「せっかく〇週間禁煙を継続しているのだから、ここで誘惑に負けて1本吸ったらもったいない!」という気持ちになるのです。
そして1か月も経つと、ほとんど吸いたいと思う場面もなくなってきます。
たまにもらいタバコを吸う
私は禁煙していると言いながらたまにタバコを吸います。
飲み会などでタバコを吸っている人がいると、1本だけ拝借してしまうのです。
たまに100円渡して1本もらう事もあります。
私はそんなにたくさん飲み会に行くわけではないですし、手当たり次第人にもらうのもカッコ悪いので、1~2か月に1本吸うか吸わないか程度です。
しかし次の日に自分でタバコを買って吸い始めるという事はしません。
その飲み会で1本吸っても、次の日はまた非喫煙者の体に戻り、タバコを吸いたいという衝動が起きないのです。
人にもらうというのがコツです。
もし自分で買ってしまうと一箱吸わないといけません。
さすがに一箱分吸ってしまうと元のニコチン中毒者に戻ってしまうでしょう。
しかし人のタバコなら、何本ももらう訳にいきませんから1~2本で制御がかかります。
この外的な制御がかかるというのが禁煙を成功させるうえで重要です。
人はみな意志が弱いです。
吸える状況ではなく、吸えない状況をいかに作っていくかがポイントになります。
しかしこのもらいタバコは、禁煙を1年以上継続してからが望ましいかもしれません。
まだ禁煙が浅いと、気持ち的に自分で一箱買ってしまう衝動に駆られてしまうかもしれません。
禁煙中に1本吸ったら終わりとよくいいますが、そんな事はありません。
それは今までの禁煙の継続歴が0に戻ってしまうような気になるからです。
だから禁煙中でも一か月で3本までならOKとか決めておけばいいのです。
こんなもらいタバコはしないに越したことはないですが、冒頭でもふれたように、「一生吸ってはいけない」という失望感が、禁煙の継続を邪魔するのです。
だから「普段は吸わないけど、飲んだ時など吸いたい時にだけ吸う。しかし翌日からまた吸わない。」というスタンスは本当に最高です。
もちろん体の事を最優先に考えれば1本も吸わない事が理想ですが、たまの息抜きの一本を吸うのもまた楽しいのです。
それが再度ニコチン中毒にならないことだけは気をつけなければなりませんが、私は今の所大丈夫です。
タバコは百害あって一利なし
たばこって本当に百害あって一利なしです。
お金もかかるし、時間も奪われるし、脳に悪いので思考にも影響します。
もちろん血行不良で体温が下がり、体も老けて免疫力低下から様々な病気リスクを伴います。
そして息が臭くなり、頭がハゲる確率が高まります。
女性だって、ハゲまで行かなくても、薄毛になり髪にコシやボリュームがなくなると一気に老けた印象になってしまうのです。
今は世界的にも禁煙の動きが高まり、日本でもいよいよレストランなど公共の場でも全面禁煙になっていく方向に動いているようです。
禁煙は中毒症状のため意志の固い人でもなかなか成功できないものです。
なので何度失敗しても構わないと思います。
一度1週間くらい禁煙に成功すると、その成功体験から次回の成功につながっていくのです。
ぜひ頑張って禁煙を成功させてください!