頭皮が硬いとハゲる?
髪の毛がまだ薄い頃、頭皮のマッサージを受けた時に「頭皮が硬いですね!」と言われました。
頭皮に硬いも柔らかいもあるのか?と半信半疑でしたが、「頭皮が硬い人は薄毛になりやすい」という噂を聞いたことがあるのも事実。
確かに肩や背中は、血行が悪くなって凝るとと硬くなったり張ったりしますし、マッサージをすれば柔らかくなります。
それと同様で、頭皮も硬くなったり柔らかくなったりするのでしょうか?
また、頭皮が硬いのと薄毛には相関性があるのでしょうか?
頭皮の硬さと薄毛の関係性の実験
頭皮が硬いと薄毛になる可能性が高いのかどうか、実際に行われた実験があります。
それらによると、どうやら薄毛の人ほど頭皮が硬いという傾向があるようです。
JHMA日本ヘッドセラピーマスター協会の実験
頭皮の硬さと薄毛の関係性を実証する実験が、2012年「JHMA日本ヘッドセラピーマスター協会」によって行われました。
30代~40代の男性117人を対象に、実験した結果、薄毛の人の60%は頭皮が硬いということが分かりました。
また、逆に薄毛でない人では頭皮が硬い人は31%にとどまり、その中でも「非常に硬い」人は0%でした。
この実験により、薄毛の人と薄毛でない人の頭皮の硬さに、顕著な相違が見られ、頭皮の硬さと薄毛の関連性が実証されました。
また、この実験では
・自分の性格が「真面目」と答えた人の66%、「神経質」と答えた人の34%が薄毛
・薄毛で頭皮が硬い人の88%が「真面目」、65%が「神経質」と答えた
という結果も実証されています。
ライオンの実験
ライオン株式会社ビューティケア研究所で2015年に「薄毛」と「頭皮の硬さ」に関する検証が行われました。
30~40代の男性65名を対象に、「薄毛」と「薄毛でない」2グループに分類し、頭皮の硬さを調べました。
その結果、薄毛と頭皮の硬さは有意差をもって相関していたのです。
また、薄毛でないグループに比べ、薄毛のグループは頭皮の水分量が少なく乾燥している事も明らかになりました。
つまり薄毛の人たちは、頭皮が硬く、さらに頭皮が乾燥している人が多い事が実証されたのです。
頭皮の乾燥は血行不良から起こります。
そして乾燥が頭皮の硬さの一因となっているのです。
頭皮は髪の毛が生えている土台です。
頭皮の血行が悪くなることで、土台の環境が悪くなり、髪の毛に栄養が行きづらくなり、髪にコシやボリュームがなくなったり、抜けていったりしてしまうのです。
ではなぜ頭皮の血行が悪くなり、頭皮は乾燥して硬くなってしまうのでしょうか?
頭皮が硬くなる原因
肩こりなどと同じで、頭皮も血流が悪くなることで硬くなってしまいます。
では頭皮の血流が悪くなる原因は何なのでしょうか?
1.加齢により皮下脂肪がなくなる
頭皮の皮下脂肪は加齢による老化で、若い頃よりも痩せて減ってしまいます。
顔などのしわと同じで、皮膚が乾燥することで頭皮も薄く、硬くなってしまうのです。
その結果髪の毛に栄養が届かず、若い頃に比べて髪の毛が元気に育ちにくくなります。
その結果、ボリュームが無くなって髪の毛がペタンコになったり、髪が抜けて薄毛になったりしてしまうのです。
2.シャンプーにより頭皮が薄くなる
シャンプーで毎日洗浄して皮脂を落としすぎることで、頭皮の皮下脂肪が痩せて頭皮が薄くなります。
そうなると加齢と同様に頭皮は乾燥し、髪の毛を生やす土台の環境も悪いため、髪の毛が元気に生えなくなるのです。
シャンプーはしないか、洗浄しすぎないシャンプーを使わなければ、薄毛にとって悪影響を及ぼしてしまうのです。
3.ストレス
ストレスは交感神経を刺激し、血行不良を招く原因にもなります。
ストレスを感じると人は交感神経が優位になるため、緊張し筋肉は硬直します。
筋肉が硬直すると血液の循環も悪くなり、血行不良を引き起こす原因にもなるのです。
体中のコリと同じように、気づいたら頭皮もガチガチに硬くなってしまうのです。
僕も仕事で忙しく、毎日ストレスを抱えて生きている時に、「頭皮が硬い」と言われました。
4.姿勢が悪い・長時間同じ姿勢
姿勢が悪かったり、体を動かさずに長時間同じ姿勢で仕事をし続けたりすると肩がコリやすくなったりします。
長時間において、身体や顔などが固まったままでいることで血行不良になり、頭皮も硬くなってしまうのです。
特にパソコンやスマホなどの長時間の使用は、姿勢も固まったままである上に、目に大きな負担を掛けます。
この眼精疲労というのも、血行不良の原因になるのです。
頭皮マッサージで頭皮を柔らかく
血行不良を解消するために、一番いいのはマッサージです。
頭皮マッサージを毎日正しくやり続けることで、抜け毛が減り、髪の毛も太くなって薄毛も改善する可能性があります。
そもそも頭皮は、表情や身体と違って動かすことがほとんどありません。
そのため意識的に自分でマッサージする事で、血行が良くなるのです。
マッサージは乾燥して硬くなっている状態でやるよりも、お風呂に入ってシャンプーする時などに、シャンプーと同時に行うのがベストです。
シャンプー時は頭皮も潤っていて、暖かいお湯によって皮膚も柔らかくなっているからです。
僕も毎日髪の毛を洗う時に、欠かさずマッサージしています。
頭皮マッサージのやり方
僕がやっている頭皮マッサージの方法をお伝えします。
正直適当でもいいと思いますが・・・。
1.おでこから頭頂部に向かって、両手でグイグイ頭皮をもみながら進みます。
僕の場合、大体8回グイグイやって頭頂部に届きます。
これを10セットやります。
2.両サイドをもみあげあたりから頭頂部に向かって、両手でグイグイ頭皮をもみます。
僕の場合7回グイグイやると頭頂部に到達です。
これを10セットやります。
3.後頭部の襟足あたりから、やはり両手で頭頂部に向かってぐいぐいと頭皮を揉みなあがら進みます。
僕は5回グイグイで頭頂部に到達します。
これを10セットやります。
4.最後に一番薄い頭頂部付近を30回くらいガシガシ揉みます。
爪は立てず、指の腹でモミモミしましょう。
頭皮マッサージをする際の注意点
1.爪を立てない
頭皮をマッサージする時は、絶対に爪を立てないでください。
頭皮は皮膚の中でも弱くデリケートです。
爪を立ててゴシゴシマッサージする事で皮膚を傷つけてしまいます。
指でぎゅっぎゅっと頭皮を掴むようにマッサージしていきましょう。
2.イタ気持ち良いくらいの刺激で
あまり強い力でマッサージするのも、頭皮を傷つける可能性があり逆効果になりかねません。
力の入れ具合としては、イタ気持ち良いくらいがちょうどよいでしょう。
きちんと適切な力加減で揉むことで、血行を良くするだけでなく、毛穴に詰まった過剰な皮脂もきちんと取り、清潔な頭皮にしてくれます。
まとめ
頭皮のマッサージをすると気持ちが良く、血行が良くなるのがよく分かります。
頭皮は普段動かすことがないので、硬い人は自分で揉んで柔らかくしていくしかありません。
毎日習慣になってしまえば忘れることもなく継続できます。
そんなに大変なことでもないのでぜひ続けてください。
僕のルーティンは、毎日湯シャンもしくはシャンプーの時にマッサージをし、お風呂から出たら洗面所に置いてあるミノキシジルタブレットとフィナステリドとL-リジンを飲んでいます。
毎日の継続こそが、フサフサへの道なのです。
しかしマッサージだけでは、なかなかフサフサになりません。
私は以下の方法で、若ハゲをフサフサにまで回復させました。↓