ドライヤー

薄毛に悩む人はドライヤーで髪の毛を乾かそう

お風呂上りの髪の毛を、薄毛を気にするみなさんはどうしていますか?

 

「ドライヤーをかけると、熱風で髪の毛にダメージが与えられるので薄毛にとって良くない。」

 

ドライヤーをかけるとハゲると聞いたことがあるし面倒くさいから、私は自然乾燥派だ!」

 

という方も少なくないのでは?

 

女性に比べ男性は髪が短い方が多いので、ドライヤーをかけなくてもタオルでゴシゴシ拭くだけであとは放っておけば自然乾燥で乾きます。

 

ましてや薄毛に悩む方はドライヤーなんてかけなくても、タオルドライだけですぐ乾くという方も多いはず。

 

しかし実は薄毛に悩む人ほど、自然乾燥ではなく、ドライヤーを使った方が良いのです。

ドライヤーで乾燥させた方がいい理由

ドライヤーで髪を乾かすとハゲるというのは嘘です。

 

確かに髪の毛や頭皮に熱を当て続けると、傷む可能性があります。

 

しかしきちんとしたドライヤーの掛け方をして、髪や頭皮に負担を掛けなければ、そんなに髪の毛や頭皮は傷みません。

 

むしろ髪の毛をドライヤーで乾かした方が、薄毛の人にとってメリットなのです。

 

ドライヤーで髪を乾かした方がハゲない理由を5つ挙げていきます。

1.自然乾燥は髪の毛が傷つきやすい

濡れた状態の髪の毛は、とても弱くデリケートです。

 

なぜなら水分で髪の毛が膨張しているため、髪の毛のキューティクルが開いた状態になっているからです。

 

キューティクル(毛表皮)というのは髪の毛の一番外側を覆うたんぱく質の層です。

キューティクル

キューティクルは髪の内部を守ってくれる、鱗のような表皮なのです。

 

開いたキューティクル

キューティクルが左側の図のように閉まっていれば、内部の組織は守られ、髪の毛自体もツヤのあるキレイな状態になります。

 

トリートメントなんかをするのも、パーマや紫外線、日常の刺激などで傷んだキューティクルを閉じるためです。

 

キューティクルがキレイに閉じている人は髪の毛がとてもキレイに見えます。

 

しかし右のように開いた状態だと、髪の毛は傷つきやすく、髪はガサガサになります。

 

キューティクルは紫外線を浴びたり、パーマやカラーリングをすると剥がれるように開き、ボロボロになったりします。

 

髪の毛が濡れている状態の時も、髪の毛が膨張してキューティクルが開いたようになるのです。

 

髪の毛が傷みやすい状態のままでいるのは、髪の毛にとってよくありません。

 

一刻も早く乾かすためにドライヤーした方が良いのです。

2.濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすい

雑菌

菌の繁殖する条件は温度が温かく、湿度が高い事ですよね?

 

髪の毛や頭皮が濡れた状態というのは、まさにこの状態なのです。

 

頭皮の体温と水分で雑菌は繁殖しやすくなります。

 

雑菌が増えると、頭皮の臭いの原因になるだけでなく、痒みや湿疹、抜け毛の原因になる可能性もあります。

 

一刻も早く頭皮を乾かして、菌が繁殖しない状態を作った方が、薄毛になる可能性も減るのです。

 

ドライヤーをかけない男性で、まだちょっと髪の毛が濡れているにも関わらず、そのまま寝てしまう人がいます。

 

髪が濡れたまま寝てしまうと最悪です。

 

キューティクルが開いた状態で、枕などに髪の毛が擦れて、髪の毛が傷み放題

 

頭皮に雑菌は繁殖し放題

 

髪の毛が濡れたままの状態は、髪の毛にも頭皮にも悪いのです。

3.自然乾燥は頭皮の血行が悪くなる

血行が悪い男

子供の頃、お風呂上りに身体が濡れたままウロウロしてると「早く身体を拭かないと風邪引くよ!」と怒られませんでしたか?

 

人の体は良く出来ていて、身体が温まると、今度は体温を下げようと働きます。

 

そこに水分があるとなおさらで、水分が蒸発する際に熱をどんどん奪っていくのです。

 

汗を掻くのもその原理ですよね?

 

なので髪の毛が濡れた状態で放っておくと、どんどん放熱されて頭皮が冷え、頭皮の血行が悪くなります

 

これを毎日繰り返していると、当然頭皮に少しずつ悪影響が積み重なります。

 

薄毛にとって血行不良は大敵です。抜け毛の原因になります。

 

また頭皮の血行不良は白髪の原因にもなります。

4.ドライヤーで髪の毛にボリュームが出せる

薄毛の人がドライヤーで髪を乾かすメリットとして、髪の毛のボリュームが少しでも出せるということが挙げられます。

 

女性が髪の毛をヘアアイロン(コテ)で巻いているのを見たことはありませんか?ヘアアイロンで髪を巻く女性

髪の毛は熱を加えると、形状をキープしてくれるのです。

 

薄毛の人は、髪の毛がセットしづらく、いくらワックスでばっちり決めても数時間後にはペチャンコです。

 

ですが、ドライヤーで熱を加えてキープすると、かなりの時間髪型をキープすることが出来るのです。

 

ハゲや薄毛でも似合う髪型なんてあるのか?でも書きましたが、薄毛の人ほどドライヤーを使わないと髪のボリュームが出せないのです。

 

髪のボリュームというのは、若くみられるかどうかでかなり重要なポイントです。

 

ですから、私は必ずドライヤーで髪を逆立てるかのごとく乾かして、ボリュームを出します。

ドライヤーをかける男

 

あとは、ちょっとのワックスで髪型はばっちり決まるのです。

 

特に勝負の日は、朝シャンをしてからドライヤーで逆立てて、ワックスします。

 

朝シャンと言ってももちろんシャンプーを使いません。湯シャンです。

 

先述したキューティクルを破壊する原因はシャンプーにもあるのです。

 

シャンプーなんてしない方が髪の毛のためです。

関連記事→湯シャンで薄毛が改善した!シャンプーは頭皮に毒

5.ドライヤーの冷風でメリット

ドライヤーをかけるおじさん

ドライヤーには必ず「cool」って書いてある冷風が出るスイッチがありますよね?

 

以前まで僕は冷風なんて使った事もなかったし、何であるのか考えたこともありませんでした。

 

しかしドライヤーに冷風が付いているのは、熱風の後に冷風を当てた方がいいからなんです!

 

熱風でのドライヤー後に冷風を髪の毛に当てるメリットは3つあります。

1.キューティクルを閉じる

濡れて開いた状態のキューティクルは、熱風である程度乾かした後に冷風を当てることで、よりキューティクルを閉じる効果が高まります。

 

キューティクルは髪の毛にツヤを出すだけでなく、髪の毛の内部の組織を守ってくれる大事な役割があります。

 

冷風を当ててキューティクルを閉じることで、髪の毛は傷つきにくくなり、ツヤも出るようになるのです。

2.髪型をキープする

先ほど「熱で髪型をキープする」と述べましたが、熱風で髪の毛のボリュームを出した後に、冷風で冷やすことで髪の毛の形状は固まるのです。

 

例えばガラス細工も、熱を当ててガラスの形を変えた後、冷却して固定しますよね?

 

飴細工とか鉄とかもそうです。冷えることで固まるのです。

 

髪の毛も同じで、ドライヤーの熱で髪の毛のボリュームを出すように立てた後、冷風で冷やすことで、より髪型がキープしやすくなるのです。

 

また、自然乾燥だと寝てる間に髪の毛が冷えるせいで、寝癖がつきやすく、しかもその寝癖が取れにくい事も多いです。

 

ドライヤー乾燥+冷風を当てることで、寝癖も付きづらくなるのです。

3.髪の毛が乾燥しにくくなる

ドライヤーの熱風だけだと、髪の毛も頭皮も乾燥しやすくなるというデメリットがあります。

 

しかし、熱である程度乾かした後、冷風を当てることで引き締まって乾燥しにくくなります。

 

髪は、濡れた状態も良くありませんが、乾燥しすぎる状態も良くありません。

 

バランスのよい湿度が大切なのです。

 

ドライヤーの熱風後に冷風を当てることで、髪の毛を乾燥させすぎることを防げるのです。

ドライヤーの熱は髪や頭皮を傷める?

ここまでドライヤーをかけることのメリットをお伝えしましたが、ドライヤーをかけることでのデメリットを挙げたいと思います。

 

ドライヤーをかけるとハゲるという噂は、ドライヤーの熱風が髪の毛を傷めるのではないかというところから来ています。

 

では本当にドライヤーの熱風は髪の毛を傷めるのでしょうか?

タンパク質は熱に弱い

髪の毛はケラチンというタンパク質が主体となって出来ています。

 

実はタンパク質というのは熱に弱いのです。

 

卵もタンパク質ですが、熱でゆで卵に変わりますよね?

 

これをタンパク質変性と呼んだりします。

 

ケラチンも同様で80℃以上の熱で変性し髪の毛を傷めてしまいます。

 

ですので、ドライヤーの熱が髪の毛を傷める可能性があるのは事実なのです。

頭皮は他の皮膚に比べて弱い

また、頭皮というのは他の皮膚に比べて弱いです。

 

普段は髪の毛に守られているため、紫外線や外傷などに非常に弱く出来ています。

 

皮膚の中で最も血管が多いのも特徴です。

 

ちょっとした刺激がダメ―ジになり、皮膚炎やフケ、抜け毛などになる可能性があるのです。

きちんとしたドライヤーの使い方でダメージは受けない

髪の毛や頭皮が熱に弱いのは確かです。

 

しかしきちんとドライヤーを使えば、髪の毛や頭皮にダメージを与えることなく、メリットだけを享受できるのです。

ドライヤーで抜け毛が出ることはない

よくドライヤーをかけると、髪がどんどん抜けるという方もいますが、ドライヤーで抜け毛が起こるわけではありません。

 

髪の毛は何もしなくても、ヘアサイクルで1日に100本程度は抜けていきます。

 

ドライヤーで風を当てることで、その抜け毛が目立って見えるだけなのです。

 

ですのでドライヤーをかけると抜け毛が増えるという心配は必要ないのです。

 

きちんとしたドライヤーのかけ方を守れば、逆に抜け毛も減っていくのです。

ドライヤーでの正しい髪の乾かし方

ドライヤーの使い方によっては、熱で髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまう可能性もあります。

 

きちんとしたドライヤーの使い方を守る事が大切なのです。

 

ですので、頭皮や髪の毛にとってより効果的なドライヤーの使い方をお伝えします。

1.まずはタオルで水分をできるだけ取る

タオルドライする男性

ドライヤーは熱風を当てるため、できるだけ使用を短くした方が良いのは確かです。

 

ですのでドライヤーをかける前は、できるだけタオルで水分を取っておくことが理想です。

 

しかし、タオルで髪の毛をガシガシ拭くのは髪の毛にとって良くありません

 

先述したとおり、濡れた髪の毛は傷みやすいです。

 

タオルでガシガシと刺激を与えると髪の毛のキューティクルはさらに傷つきます。

 

ですので、ドライヤー前のタオルドライでは、出来る限りやさしくゆっくりと、髪の毛を揉んだり叩いたりするようにして水分を拭き取りましょう。

2.ドライヤーを15cm以上髪の毛から離す

ドライヤーを髪の毛に近づけすぎて乾かすと、温度の高い熱風が直接髪の毛にかかってしまい、髪が傷む可能性があります。

 

ドライヤーは15cm~20cmは髪の毛から離して使用しましょう。

3.同じ箇所をずっと当てない

ドライヤーをかけている間は、常にドライヤーを振るようにして、乾かす位置を変えてください。

 

同じ箇所を2秒以上ドライヤーの熱風で当てると、髪の毛が傷んでしまうと言われています。

 

常にドライヤーを振って動かすことで、髪の毛に熱のダメージを与えないようにするのです。

4.熱風の後は冷風をかける

先述したとおり、熱風で乾かした後は冷風を当てると効果的です。

 

熱風で100%乾かすというより80~90%乾かして、ちょっと湿った程度になったら冷風で残りを乾かしましょう。

 

熱風で乾かしすぎると、逆に乾燥しすぎて頭皮によくありません。

 

乾燥した頭皮はフケや痒み、抜け毛の原因にもなります。

 

畑の食物は、土に水をあげすぎても、乾燥しすぎても育ちません。

 

髪の毛も同様で、適度な湿度が大切なのです。

自然乾燥派が増えている

ドライヤーを使うとハゲるというのは都市伝説です。

 

自然乾燥よりもドライヤー乾燥の方が薄毛にとってはメリットがあるのです。

 

しかし最近では、ローラやミランダ・カーなどのモデルの間で髪の毛の洗髪後の「自然乾燥」が流行っています。

 

モデルさん達は常にパーマやカラーリングをして、髪の毛にダメージがあります。

 

パーマやカラーリングをキレイに長持ちさせるには、ドライヤーの熱すらも与えない方がいいのは確かです。

 

しかし、菌を繁殖させるなど自然乾燥によるデメリットがあるのも確かです。

 

モデルさん達を始めとする自然乾燥派は、ココナッツオイルを塗るなどして髪の傷みを防いだり、抗菌作用で菌の繁殖を防いでいるようです。

 

しかし薄毛の人がココナッツオイルなんかを髪の毛に塗ったら、余計ボリュームがなくペタンコでベタベタな髪の毛になってしまいます。

 

パーマやカラーリングを常にしている女性はともかく、薄毛で悩む男性はドライヤーをかけて髪の毛を乾かしましょう。

まとめ

ドライヤーをかけると髪の毛を傷めるので、自然乾燥をしているという男性は多いです。

 

特に薄毛を気にし始めた人ほど、自然乾燥しようとしてしまいがちです。

 

しかし、薄毛に悩む人ほど、ドライヤーできちんと乾かすことが大切です。

 

また、ドライヤーは「マイナスイオンドライヤー」がおススメです。

 

髪の毛にマイナスイオンをかけることで、より傷つきにくくなるだけでなくうるおいやツヤも出ます。

 

少し高いですし、「女子かっ!」とツッコまれそうですが、ドライヤーの値段がピンキリなのもきちんとした理由があるのです。

 

もしあなたが、薄毛やハゲで悩んでいるなら、ドライヤーだけでなく根本的な対策が必要です。

 

僕はこの方法でハゲを克服しました!

根本的にハゲを治す方法