ノコギリヤシというと、高齢男性の頻尿や尿漏れの防止のサプリメントのイメージが強いですが、育毛にも効果があると言われています。

一体どの位効果があるのでしょうか?

ノコギリヤシ

ノコギリヤシ(ソーパルメット)は育毛効果がある?

ノコギリヤシは英語でソーパルメットと言い、北米からメキシコにかけて、アメリカ全土で自生するハーブの一種です。

 

ノコギリのようにギザギザの形状の葉であることからノコギリのsaw(ソー)と古代エジプトの図式で、扇状に広がる植物模様palmette(パルメット)がくっついてソーパルメットと名付けられました。

 

和名はノコギリヤシ、ノコギリパルメットと呼ばれています。

 

1mから高くなると4mにもなるヤシの一種で、ボルドー色のオリーブのような形の果実が実ります。

 

この果実部分に栄養が多く含まれているのです。

 

アメリカの先住民などにも果実部分は「滋養強壮ハーブ」として愛用されていました。

 

ちなみに葉っぱの部分は茅葺屋根などに使われていました。

 

ノコギリヤシと聞くと、男性の尿漏れや頻尿を防ぐサプリなどを思い浮かべる方も多いと思います。

 

前立腺肥大症の治療薬として効果があると言われ、他にも男性機能の回復(強壮)や、育毛効果があると言われています。

 

これらは年齢とともに男性ホルモンのバランスが崩れて起きやすい症状です。

 

そんな男性ホルモンのバランスを整えてくれるのがノコギリヤシなのです。

 

前立腺肥大症の薬で、育毛にも効果があると聞くと、フィナステリドデュタステリドを思い浮かべる方もいると思います。

 

しかし性機能に関しては、フィナステリドが減退するのに対し、ノコギリヤシは逆に元気になるのです。

 

男性ホルモンのバランスが崩れると、「5αリダクターゼ」が働きを活性化させます。

 

「5αリダクターゼ」は男性ホルモン(テストステロン)をハゲの原因とも言われる「DHT(ジヒドロテストステロン)」に変えてしまう酵素なのです。

 

ノコギリヤシに含まれる成分オクタコサノール、ステロールなどが、その「5αリダクターゼ」の働きを抑制してくれると言われています。

ノコギリヤシの副作用

ノコギリヤシは天然成分のハーブです。

 

今まで副作用が起きたという報告はありません。

 

しかし副作用がないのは用量や用法を守って使用した場合です。

 

早く治したいからと大量に摂取した場合、副作用として下痢やおう吐などを起こす可能性もあるので注意が必要です。

ノコギリヤシは男性のためのハーブ

中年男性

ノコギリヤシというと男性が摂取するイメージが強いと思います。

 

これはノコギリヤシが男性ホルモンに働きかける成分だからです。

 

女性が飲んでも効果は薄いと言われています。

 

むしろホルモンに影響を与え気分が悪くなったりする可能性もありますので、摂取は控えましょう。

 

男性ホルモンの乱れによる前立腺肥大症、尿漏れや頻尿、AGA(男性型脱毛症)に効果があると言われています。

ノコギリヤシとフィナステリドの比較

5αリダクターゼの抑制、前立腺肥大症の改善、男性型脱毛症の改善というように、フィナステリドとノコギリヤシの効果は似ています

 

実際どちらの方が効果があるのか、100名の被験者に対し2年間の臨床実験が行われました。

 

100名の被験者を2グループに分け、一方の群はフィナステリドを1日1mg、もう一方の群はノコギリヤシ抽出エキスを1日320㎎摂取し続けました。

 

その結果、

フィナステリドの群・・・68%に薄毛の改善が見られた

ノコギリヤシ抽出エキスの群・・・38%に薄毛の改善が見られた

という結果になりました。

 

やはりフィナステリド程の効果は得られなかったものの、ノコギリヤシも一定の効果は見込めるのです。

 

フィナステリドに副作用の恐れがある場合は、ノコギリヤシを摂取した方がいいでしょう。

 

また、妊活中の男性も、フィナステリドは性機能不全精子に異常が見られるという副作用の可能性もあります。

 

子作り期間はフィナステリドやデュタステリドは控え、逆に精力が増大するノコギリヤシに変えましょう。

ノコギリヤシのサプリ

ノコギリヤシのサプリといえばBOSTON(ボストン)です。

 

他のサプリに比べ群を抜いています。

ノコギリヤシはオイル状でなければ育毛効果が非常に薄いのですが、オイル状の育毛ノコギリヤシサプリはBOSTON(ボストン)だけです。

 

私も子供ができる前は、ボストンを飲んでいました。

 

ノコギリヤシ以外にも亜鉛、イソフラボン、コラーゲンペプチドなど20種類の育毛に効果的な成分が配合されています。

 

BOSTONは、東京毛髪メディカルクリニックというAGA治療の病院でも採用されている、医者のお墨付きなのです。

毛髪メディカルクリニック

また、「医学と薬学」という医学誌でも実験結果が掲載されています

医学と薬学

効果があるのはオイル状のエキス

他にも多数のノコギリヤシを配合した育毛サプリは存在します。

 

ただ打錠品といって粉末を固めたサプリがほとんどです。

 

打錠品は吸収率が落ちてしまい、固めるために様々な成分が入るため純度も低くなります。

 

オイル状のエキスが吸収率も高く、育毛に最も効果的なのです。

 

吸収率も高く、純度も高いオイル状のノコギリヤシをソフトカプセルに入れているのはボストンだけなのです。

開発にあたり、こだわったポイントはその形状です。
ノコギリヤシエキスには「オイル状」と「粉末状」のものがあるのですが、ほとんどの臨床実験がオイル状のもので行われており、粉末状では効果が非常に薄いとされています。
当初は希少なオイル状のエキスを配合すると、あまりにも高価になってしまう試算でした。
ですが、流通コスト等のあらゆるコストを徹底的に見直した結果、手に取っていただきやすい価格で約1日分のノコギリヤシを摂取できる処方を実現しました。
さらに、体内への吸収のスピード早めるため、サプリメントの形はタブレットではなくソフトカプセルを採用しております。

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副作用や妊活の心配がなければフィナステリド

さきほどの実験結果から見ても、やはりノコギリヤシはフィナステリドやデュタステリドの効果に及びません。

 

もちろん副作用の心配がある方や、妊活中の方にとってノコギリヤシは選択肢の一つとなるでしょう。

 

しかしそれらの心配がない人は、やはりフィナステリドが発毛効果が一番高いのです。

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