銀座ハゲ天の名前の由来は?
銀座ハゲ天をご存知ですか?
銀座を本店に北海道から銀座、新宿、池袋、名古屋、心斎橋、梅田、天王寺、京都など全国に展開する天ぷら屋さんです。
とにかく天ぷらが安くておいしい!
そのインパクトある名前からファンも多いですが、その名前の由来は頭のハゲと関係するのでしょうか?
1928年開業の老舗。そして銀座という一等地に本店を置く天ぷら屋さん。
頭のハゲから名前を取るなんて、ふざけたことをする訳ないじゃないですか。
「さすがに薄毛のハゲじゃないでしょ。ハゲって他に何か意味があるんでしょ・・・。」
って思う方も多いでしょう。
でも実は・・・薄毛のハゲなんです!他に意味なんてないんです!!
高級感と老舗のこだわりが垣間見えるホームページにも、しっかりと名前の由来が載っています。
1928年、東京の九段で天ぷら屋を始めた時の屋号は 「たから」。
ところが初代の店主、渡辺徳之治は完全なハゲ頭だったので、お客様からは「ハゲの天ぷら屋、ハゲ天」としか呼ばれず、翌年銀座に進出する時に思いきってこの「ハゲ天」を屋号にしました。
その後、お客様に覚えていただきやすい名前としてこの屋号は広く浸透し、現在に至ります
あの・・・ホームページの雰囲気と合ってないんですけど・・・。
このお店、錚々たる著名人も常連客だった有名なお店。
その初代ハゲ天店主である渡辺徳之治氏は24,5歳からハゲ始め、九段にお店を開業した際はハゲが完成されていたそうで、いわゆる若ハゲだったそう。
いやあ、親近感沸くじゃないですか。
始めは会社の先輩に「ハゲ天」とあだ名のように呼ばれ、まさか屋号に使うつもりもなかったそうです。
しかし、最初につけた屋号の「たから」として九段で天ぷら屋をしていた時の常連客である作家の水上滝太郎氏の協力で銀座にお店を作る際、水上滝太郎氏の同僚から「今度のお店はハゲ天にしたら?」と提案されたそうです。
さすがにそれは・・・。と水上滝太郎さんに相談したところ、「ハゲを売り物にするくらいの勇気がなければ、この進出はうまくいかない」と言われ、思い切って「ハゲ天」にしたそうです。
ハゲは思い切りが素晴らしい!
しかし最初は「ハゲ天多か良」として、看板の旗には「ハゲ天」を小さく書いていたそうです。
ところが「多か良」と呼んでくれるお客さんは1人もおらず、みな「ハゲ」「ハゲ天」と呼び、九段からの常連客の小説家、泉鏡花が初めて来たとき「多か良」と言っても分からず、「ハゲ天!」と言ったら分かったことや、繁盛したことから看板の旗に「ハゲ天」だけをを大きく書いたそうです。
現在では「ハゲ天」のインパクトある名前で全国展開する大企業に成長しました。
ハゲも捨てたもんじゃないですね!