夜更かし=薄毛になるというのはウソ

夜更かしをする夜型人間は多いですが、夜更かしがハゲの原因になるというわけではないようです。

 

仕事柄、夜中に勤務する方も多いと思います。

だからといって職場の人の薄毛率(ハゲ率)が日中の仕事の人たちよりも高いとは言えませんよね?

 

確かに太陽の動きとともに活動するのが古来からの人間の生活基本ですから、夜型を何年も続けている人で自律神経が乱れている人も多いかもしれません。

 

しかしそこに科学的根拠はありませんし、夜型でも自律神経が整っている方もたくさんいます。

 

看護師さん、飲み屋さん、警備員さん、掃除屋さんなど夜中に仕事をしている人は大勢いますが、その人たちが=不健康ということではないのです。

特に髪の毛の薄毛などに関してはほとんど影響がないと言えるでしょう。

 

それよりも夜型人間=不健康と言う悪いイメージを払拭した方がいいかもしれません。

そういう思い込みをしながら夜更かしを続けると、潜在的なイメージが自律神経に影響する可能性もあるからです。

 

それよりも薄毛には睡眠の質が大事です。

夜型生活を送っている人や、夜更かしばかりする方にとっては朗報なのかもしれませんね。

夜10時~2時までのゴールデンタイムのウソ

よく夜10時~2時までは成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムなので、薄毛にならないためには、この時間は寝ている方がいいと言いますが、これは最近間違いである事が分かってきました。

 

この時間がゴールデンタイムなのではなく、入眠後3~4時間がゴールデンタイムなのです。

 

昔は夜22時~23時に寝る人が多かったため、この時間帯がゴールデンタイムと言われ始めたと言われています。

人は眠りに入ってから3~4時間の間に脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます

 

この成長ホルモンの分泌によって髪の毛にも栄養がいきわたります。

 

ですから22~2時という時間帯ではなく、この入眠後3~4時間が本当のゴールデンタイムなのです。

 

しかしこの入眠後3~4時間の眠りが浅いと成長ホルモンの分泌量が減ります。

ですからいかに深く熟睡できるかが大切なのです。

 

夜更かしタイプの人は、寝る前にお酒を飲んだり、お菓子を食べたりしがちです。

この行為が睡眠の質を下げてしまいます。

 

寝る前は出来るだけ飲食は控えた方がいいのです。

 

消化活動というのはものすごいエネルギーを使いますので、脳は寝ても体は眠れず、朝起きても体がしんどくなってしまうのです。

 

また、消化のエネルギーに栄養を浪費するため、他の部分に栄養がいきわたりません。

特に優先順位の低い髪の毛は栄養が届きにくくなります。

 

そういった生活習慣が薄毛の原因へとつながるのです。

きちんとした睡眠を取るために、時間を気にするよりも熟睡できるように睡眠の質に目を向けましょう。

睡眠の質を上げるために・・・

不眠症でなかなか寝付けない人も多く、寝れたとしても眠りが浅くすぐに目が覚めてしまう人も多いと思います。

寝つきが悪い、眠りが浅いなどの症状を訴える人は多く、これは現代病と言われていて、100年前にはほとんどなかった現象なのです。

 

その大きな原因は蛍光灯や、テレビ・スマホ・パソコンなどのブルーライトなど、強い光が原因なのではと言われています。

きちんと寝つけるようにするために大切なことは、次の3つが大切です。

1.夜寝る前に飲食をしない

先ほどお伝えしたように、寝る前に食べたり飲んだりすると、体内は消化活動が始まり、睡眠中も肝臓や胃や腸は活動し続けることになります。

 

そのため眠りが浅かったり、栄養が行き届かず朝起きるのが辛くなるのです。

そして日中も体がだるく、倦怠感にさいなまれます。

 

寝る前の3時間は出来るだけ飲食は控えるようにしましょう。

2.蛍光灯やブルーライトを減らす

蛍光灯の光や、スマホ・パソコンから出るブルーライトという強い光が、現代の不眠症の大きな原因なのではないかと言われています。

 

強い光は体内時計を狂わせます

 

体内時計と言うのは太古から人間のDNAに刻み込まれた生活リズムです。

朝太陽が昇れば体が活動し始め、日が沈めば副交感神経が働きリラックスして眠くなる。

これが人間本来の生活リズムです。

 

本来寝ないといけない時間に強い光を浴びることで、交感神経が働き目が覚めてしまうのです。

 

つい150年前までの何万年という間、夜は真っ暗というのが当たり前でした。

そんな生活をしていた人間にとって、150年前に発明された蛍光灯は生活が便利になった分、生活リズムを狂わす原因にもなったのです

 

体内時計が狂う事で、自律神経の交感神経と副交感神経は乱れ、不眠症を始めうつ病や自律神経失調症など様々な弊害を生みます。

 

もちろん髪の毛の成長にも大きく影響します。

 

ですので、家に帰ったらできれば間接照明のように暗めのライトで過ごし、寝る前もできる限りスマホやパソコンは見ないようにしましょう。

 

どうしても見る場合はブルーライトをカットするフィルムやメガネなどで、ブルーライトをカットしましょう。

3.メラトニンを分泌させる

眠くなる仕組みとして脳内物質の「メラトニン」が非常に重要な役割を果たします。

 

メラトニンが多く分泌されるほど、夜きちんと眠くなるのです。

 

このメラトニンは朝日を浴びてから14~16時間後に多く分泌されます。

 

つまり、朝、きちんと朝日を浴びることで、夜眠たくなって熟睡できるようになるのです。

 

特に朝9時までに朝日を浴びることがメラトニンを分泌させて不眠症を解消する大切な手段です。

 

しかし夜型生活などでどうしても朝日を浴びれない人は、セロトニンを摂る事をオススメします。

セロトニンという脳内物質はメラトニンの元なのです。

 

セロトニンは昼は自律神経や精神を安定させてくれる物質なのですが、夜になるとメラトニンに変化してくれるのです。

つまり生活リズムのカギを握る脳内ホルモンなのです。

 

セロトニンを摂るには朝日を浴びる以外でも方法があります。

・感動する、スキンシップを取る

映画などを観て泣いたり笑ったりして感情を味わったり、人とスキンシップを取って触れ合ったりすることでセロトニンが分泌する事が分かっています。

 

日々仕事などで忙しく、なかなか泣いたり笑ったりと感動する事が少ない人も多いのではないでしょうか?

 

また恋人やパートナーがいる人が少なくなっているため、スキンシップなども減っている人が多いと思います。

ですが、こうした行動は自律神経などにとって非常に重要なのです。

そして結果的に薄毛にとっても重要なのです。

 

休みの日は1人でも映画館に行くなどして感動する機会を増やしましょう。

・トリプトファンを摂取する

メラトニンの元はセロトニンとお話ししましたが、そのさらに元が「トリプトファン」という脳内物質です。

脳内物質というのは複雑で、さまざまな形に変異していくのです。

 

このトリプトファンがセロトニンに変化し、さらにその一部が夜にメラトニンに変化するという流れなのです。

 

トリプトファンは食べ物では肉、牛乳、穀類、魚介類に多く含まれていると言われていますが、その量は限られていて、食事から摂取するのはよほど食生活を改善しなければ難しいとも言えます。

 

そんな場合はサプリ等から摂取するのが効率的です。

 

たくさんのトリプトファンサプリがあります。

 

薄毛でかつ不眠症にも悩まされている方は、ぜひこれらを参考に睡眠にも気を付けてみてください。

睡眠不足は薄毛の原因

夜更かしや夜型生活は直接的に薄毛の原因にはなりませんが、睡眠不足はハゲの原因になります。

睡眠は身体にとっても、育毛にとって、とても重要なのです。

 

まず睡眠不足が続くと、寝ている間に分泌される成長ホルモンが減少します。

成長ホルモンは体に栄養を補給し元気にさせるので、これが不足すると疲れやすかったり免疫猟区が下がったりと色々と弊害がでます。

 

特に栄養を届ける優先順位が低い、つまり生命存続にとって重要ではない爪や肌、そして髪の毛は栄養が後回しにされてしまうのです。

そうなれば当然薄毛になっていく可能性が高くなります。

 

ですから夜更かしや夜型などの生活よりも、きちんと睡眠時間を取る事を大切にしましょう。

 

できれば7時間は睡眠を確保した方がいいです。

 

6時間でも7時間半でもなく、平均7時間睡眠の人が一番長生きするという実験データがあるのです。

 

日頃から仕事が忙しく、3時間睡眠など過酷な生活を繰り返している方は、ハゲないためにも一度生活を考えた方がいいかもしれません。

 

仕事を取るか、髪の毛を取るか・・・。

非常に過酷な選択ですが、薄毛にならないためにも、どうにか睡眠時間を確保できるようにしましょう。

 

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