湯シャンする男性

湯シャンのススメ

薄毛に悩み続けていた私は、普段お風呂で洗髪する時に3日に2回はシャンプーを使いません。

 

いわゆる「湯シャン」というやつです。お湯だけで髪の毛を洗うのです。

 

その方が薄毛にとって効果があるからです。

 

シャンプーを使わないなんて聞くと、不潔だったり、臭くなったり、フケだらけだったり、脂ギッシュになるなどと考えられるかもしれませんが、事実は全く違います。

 

以前の僕も、ハゲないようにと毎日しっかりとゴシゴシマッサージしながら安いシャンプーで髪の毛を洗っていたものです。

 

しかし安いシャンプーを使って髪を洗うと、逆に頭皮にダメージを与え続け薄毛になる可能性があるのです。

 

少しでも毛穴の汚れを取ろうと、1日に2回も3回もシャンプーで洗髪する人の方が、1日1回シャンプーをする人に比べ薄毛になるという悲しい実験データもあるのです。

 

薄毛の原因の3大要素は遺伝と食生活(飲酒や喫煙も)とシャンプーです。

詳しくはこちらの記事→シャンプーは頭皮にダメージ薄毛に悪影響

 

普段スタイリングでヘアワックスを使うため、湯シャンを2日、アミノ酸系シャンプーを1日というローテーションで髪の毛や頭皮を洗っています。

 

その結果明らかに安いシャンプーを毎日していた頃より薄毛が改善されました。

 

もちろん湯シャンでもハゲる人はハゲます。

関連記事→結局ハゲる人はハゲるという悲しいデータ

 

しかし、安いシャンプーがどれだけ頭皮に悪いか知ってしまった今、少しでも薄毛になる可能性を減らすためには、やはり湯シャンがおすすめなのです。

 

髪の毛にもいいし、シャンプー代も浮くので一石二鳥なのです。

湯シャンとの出会い

ある女友達に「私はシャンプーを使わずに髪の毛をお湯だけで洗っている」と告白されて衝撃を受けました。

 

ヒッピーみたいな思想になったの?

環境保護団体みたいなのに入ったの?

不買運動でシャンプー会社に何か訴えてるの?

 

自分の体を不潔にしてまで、シャンプー撲滅を訴えている・・・。

どうしちゃったんだろう・・・。

 

そう思いました。

 

しかし彼女が湯シャンをする理由は「そっちの方が髪にいい」

 

そんなバカな!汚いだけだろう・・・。

 

確かにタモリや福山雅治は、体を洗う時に石鹸もつけず、髪の毛を洗うのもシャンプーなしで洗うというのを聞いたことはある・・・。

 

そんな噂を聞いていましたが、都市伝説くらいに思っていました。

 

女性の髪からシャンプーの匂いがすると、ドキッとしてしまうのが男性の本能。

 

シャンプーをしない女性なんて、ちょっと汚くてイヤ・・・。

 

しかし薄毛が気になっていた僕は、「そっちの方が髪にいい」と聞いて気になり始め、色々調べていくうちに、確かに理に適っていると納得しました。

 

そして私も湯シャン生活を送る事になったのです。

過剰な洗髪は髪の毛によくない

過剰なシャンプー

菌が入ったら危ないからと子供に砂遊びをさせない親。

食中毒になったら大変とアルコール消毒をしょっちゅうする人。

空気には有毒物質が氾濫していると空気清浄器を常に家でフル回転させている人。

 

病原菌に対して過剰な反応を示す人が増える一方、すぐに風邪を引いてしまうような身体の弱い人が増えています。

 

僕なんかが子供の頃は、遊んで泥だらけの手でお菓子を食べたりしていたものです。

それなのに体が丈夫な子は沢山いました。

 

それは、汚い環境によって免疫力が高まっていたからです。

 

それと同じで、髪の毛も過剰なまでに洗うのは本来の髪の毛や頭皮の環境を弱くしているのです。

 

数十年前までシャンプーというものは存在していませんでした。

そして髪の毛を洗うのも月に1回程度でした。

 

では頭皮の健康状態が悪かったかというとそうでもないのです。

 

逆に毎日強い洗浄力の、化学物質だらけシャンプーで髪の毛を洗う事で、正常な量の皮脂までもを取り除いてしまい、1~2日髪の毛を洗わないだけで脂ギッシュな髪の毛になってしまうのです。

 

また頭皮にダメージを与え続け、頭皮を薄くしてしまうことも分かっています。

シャンプーは頭皮にダメージ薄毛に悪影響

 

薄毛の原因が「頭皮の毛穴の皮脂や汚れの詰まり」なんていうのは真っ赤な嘘です。

 

また毎日しっかりシャンプーで髪の毛を洗わなければ、頭皮の毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまう。

なんて事もないのです。

湯シャンでもフケやかゆみ、ベタベタ感はない

サラサラな髪の毛

僕は湯シャンを始めてからまだ半年くらいです。

 

その話を周りの人に言うと

「フケが多く出そう」

「痒くならないの?」

「髪の毛が脂っぽくベタベタしそう」

「汚い!臭いはず!」

などと言われます。

 

確かに湯シャンを始めた最初の3~4日は、少し頭皮や髪の毛が脂ギッシュな感じがしました。

頭皮が少し痒くなったりもしました。

 

しかし時間が経って慣れてくれば、上記のような心配は一切なくなります。

 

なぜなら強い洗浄力のシャンプーで頭皮の皮脂が一気に取り除かれることがないため、常に適量の皮脂が分泌されることになるからです。

 

皮脂というのは根こそぎ取り除けばいいわけではなく、多少は身体にとって必要なものです。

健康な状態でいるために、あえて身体が分泌させているものなのです。

 

本来人間の体は非常に精巧に出来ています。

「シャンプーで頭皮を洗わなければ、頭皮が汚くなる」なんてことはなく、むしろシャンプーをすることは自然の理に反する事なのです。

 

合成界面活性剤の安いシャンプーをすることで、過剰に皮脂が脱脂されてしまい頭皮は乾燥します。

 

そこで、頭皮は余計に多く皮脂を出そうとします。

 

その結果、1~2日シャンプーしないと皮脂で髪の毛も頭皮もベタベタした感じになってしまいます。

 

ところがシャンプーをつけない湯シャンで髪の毛を洗う日が続くと、頭皮は過剰に脱脂される事がなくなるため、正常な量の皮脂を分泌し始めるのです。

 

現に私の今の髪の毛は、湯シャンするだけで常にシャンプーで洗った後のような爽快感があります

 

以前シャンプーで洗髪していた時は、1日でもお風呂に入らなかったり、シャンプーを使わずに洗ったりした時は、翌日ベタベタした感じで、頭皮が痒くなってフケが出て最悪でした。

 

しかし今は全くそんなことはなくなったのです。

 

見事に本来の人間の身体に戻ってきたのでしょう。

 

そして髪の毛はというと、毛穴が詰まって薄毛が進行したなんてことは全くありません。

 

むしろ逆に髪の毛が健康な感じで、シャンプーしていた頃よりも髪にコシがありフサフサな感じがします。

 

湯シャンやボディソープなしを始めてから半年経ちますが、実は妻には洗髪にシャンプーを使っていない事も、身体を洗うのにボディーソープや石鹸を使っていない事も内緒にしています

 

お湯だけで流しているなんて言ったら、潔癖症で匂いに敏感な妻は「汚い!」と言って怒り出すでしょう。

 

しかし半年経っても、全くバレていません。

 

シャンプーやボディーソープを使わなければ汚いのならば、半年も使っていない僕の体や頭は相当臭いはずです。38歳と加齢臭が気になる歳ですからなおさらです。

また、脂でギトギトした感じになったり、不潔感が出てしまうはずです。

 

しかし、匂いに敏感な妻は、僕がシャンプーやボディソープを使っていないことに気づいていないのです。

湯シャンのしかた

湯シャンの仕方は特に難しい事はありません。

 

普通にシャンプー洗髪する時とそんなに変わりません。

 

しかし、シャンプーよりも汚れが取れにくくなっていますので、少し丁寧に時間をかけて洗います。

1.髪の毛をブラッシングする

まず洗髪前にブラシでブラッシングしましょう。髪の長い人は特にです。

ブラッシングする女性

ブラッシングする事で、髪の毛の絡みが取れたり、髪についた汚れが浮きやすくなったりするため、髪をお湯で流した時に汚れなどがスーッと取れやすくなります。

 

髪が短い人はブラッシングしなくても大丈夫ですが、流す時にしっかり流しましょう。

2.頭皮をお湯で洗い流す

頭皮にシャワーのお湯を当て、ゆっくりマッサージしながら流し続けます。

 

お湯は脂を溶かしますので、ゆっくりとお湯を当て、余分な皮脂を溶かして流すイメージです。

 

しかし温度が高すぎると髪の毛のタンパク質に良くないので、髪のきしみの原因になります。

 

35~38度くらいの、人間の体温と同じくらいのぬるま湯が良いでしょう。

 

決して爪は立てず指の腹の部分で、ゆっくりとマッサージします。

 

おでこから頭頂部、サイド、襟足部分までゆっくりとマッサージしながら流していきます。

 

1~2分はそのままお湯を流し続けます。

3.髪の毛をお湯で洗い流す

今度は髪の毛を揉むようにして洗います。

 

髪が長い人は大変ですが、薄毛に悩む人なら少ないはずなので簡単です。

 

これも髪の毛の余分な脂や汚れをお湯で溶かしながら流すイメージです。

 

強く引っ張ったりせず、ゆっくり優しく髪の毛を掴んでこするようにしたり、揉むようにして洗います。

 

これも1~2分続けます。

4.タオルでしっかり拭く

洗い終わったらタオルでよく拭きます。

 

シャンプーしていない分、しっかり拭くことで汚れも拭き取るイメージです。

 

これは身体をボディーソープや石鹸なしで洗う時と同じです。

 

身体をお湯だけで洗う時も、最後のタオル拭きを足の指から脇の下、首までしっかり拭きます。

 

そうすることで、最後の仕上げとして汚れをしっかり拭き取る事ができるのです。

 

ただし、あまり強くゴシゴシと拭くのは、頭皮や肌を傷つけてしまい、良くありませんので気をつけましょう。

湯シャンがダメな人

すばらしい湯シャン生活ですが、万人にとっていい物かというと、中には合わない人もいるようです。

それは

1.皮脂の分泌量が多い人

皮脂の分泌量が他の人より多い脂ギッシュな人は、湯シャンがダメという人も多いです。

 

湯シャンを続けても、なかなか脂っこい頭皮や髪の毛が改善されず、ベタベタした感じになってしまうのです。

2.ヘアスプレー・ワックスなどで整髪する人

ヘアスプレーやワックスなどの整髪剤を毎日欠かさずつけて髪型をセットする人は、湯シャンだけではそれらを落とせない可能性があります。

 

そうなると、ワックスなどの成分が髪の毛に残ったままになってしまい、余計髪の毛や頭皮にダメージを与える可能性もあるのです。

 

最悪の場合、頭皮にカビが生えてしまう人もいるようです。

 

それでは、むしろハゲにとって逆効果になりかねません。

 

これらの湯シャン生活が合わない方は、「アミノ酸系シャンプー」を使用した方がよいでしょう。

 

ちなみに私は、どこかに出かける時はワックスで髪の毛をセットします。

 

ワックスはお湯だけでなかなか落ちませんので、湯シャンとアミノ酸系シャンプーでの洗髪を繰り返しています。

 

大体3日に1回アミノ酸系シャンプーを使う感じです。

 

薄毛の人は特に「湯シャン」か「アミノ酸系シャンプー」の2択しか、薄毛を改善する選択肢はありません

 

安いシャンプーは合成界面活性剤が入っていて頭皮にとってダメージです。

 

ただアミノ酸系シャンプーと言っても、その成分内容は商品によって異なります。

 

中にはアミノ成分が一部入っているだけで合成界面活性剤が含まれたシャンプーもありますので、しっかり調べて使う必要があるのです。

 

湯シャンが合わない方や、シャンプーを使いたい人は、きちんとしたシャンプー選びが大切です。

 

僕は家族全員でこのアミノ酸系シャンプーを使ってます。