29歳の私。
38歳の私。
ミノキシジルとフィナステリドが激安でハゲから救ってくれた
写真は29歳の頃の私と38歳の今の私です。約10年後の今の方が若く見られます。
私は20代でハゲになり、色々さまよった結果、フサフサの髪の毛に戻ることができました。
しかも月1500円くらいしかお金もかかっていません。
私が月1500円という格安でハゲから立ち直った方法を結論から言ってしまうと、ミノキシジルとフィナステリドの服用です。
日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインで、ハゲ(AGA)に特に効果があると承認されているのは、今のところミノキシジルとフィナステリドの2つだけです。
※2015年9月にフィナステリドと似た成分「デュタステリド」も厚生労働省に認可されました。
AGAクリニックの治療はミノキシジルとフィナステリド
最近よく見かける「AGA治療クリニック」でも、主な治療方法というのはこの「ミノキシジルとフィナステリドの処方」なのです。
基本的にどの病院に行っても、ミノキシジルとフィナステリド(orデュタステリド)による治療です。
それにプラスして各病院のサービスとして、サプリやシャンプーを勧められますが、おまけのプラスアルファみたいなものです。
世の中いろんな育毛剤や育毛サプリや育毛シャンプーが出回っていますが、ハゲに最も有効と認められているのは、「ミノキシジルとフィナステリド(orデュタステリド)」なのです。
育毛剤にミノキシジルやフィナステリドが配合されない理由
ではなぜ世に売られている色々な育毛剤は、ミノキシジルやフィナステリド(orデュタステリド)を配合しないのかというと、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドは医薬品であり、製薬会社や医薬品会社でもない限り作れないからです。
育毛剤を販売するために製薬会社を立ち上げようなんていったら、認可されるために莫大なお金や時間、リスクがかかります。
人体に関わる事業ですから、役所に行って「すみません、製薬会社を立ち上げたいんです」っていって許可をくれるわけではないのです。
ですから、一般の企業は、いかにして「ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリド」を使わずに育毛剤を作るかに必死なのです。
いろんな成分を試してみて「ミノキシジルより効果があった!」などと色々広告をしていますが、絶対にそんな事が起こる訳がないのです。
効果があったというのは、発毛効果ではなく、今ある毛を早く伸ばす育毛効果がミノキシジルよりあったという話です。
もしそれが本当だったら、世界中の医療業界が「AGAに効果がある」という認可を取ろうと必死に動きます。
だって認可が下りれば、ほとんどマネされずに独占的に莫大な利益を得ることができるからです。
また、たとえ製薬会社、医薬品会社であったとしても簡単にミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドを使った商品を販売するわけにはいきません。
ドラッグストアやインターネットサイトで購入できる「一般医薬品」として、ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドを含む商品を作ろうとしたら、認可を取るのに莫大なお金と時間がかかります。
フィナステリドやデュタステリドは処方箋薬であり、そもそもお金を積んでも一般医薬品として厚生労働省は認めてくれません。
日本では大正製薬が唯一許可を得て、ミノキシジルを配合した「リアップ」を製造・販売しているだけです。
このミノキシジルも、大正製薬からリアップが出た後は、副作用の懸念から厚生労働省が厳しくなり、他社からのミノキシジル配合商品を許可していません。
だから大正製薬の市場独占状態になっているのです。
育毛剤と発毛剤の違い
一般的に販売されている育毛剤のほとんどは、育毛効果のある有効成分が認められた「育毛剤」。
ミノキシジルやフィナステリド・デュタステリドは発毛効果が認められた「発毛剤」。
では、育毛剤と発毛剤はどう違うのでしょうか?
育毛剤は水や栄養剤や土
例えば、育てている観葉植物が、なんだか弱って、細くなって、元気がなくなっていたとします。
そうしたらお水や栄養剤をあげますよね?
もしくは土台の環境を変えるため、腐葉土にして土に栄養を与えるかもしれません。
植物が生きているうちは、お水をあげたり土を変えたりすれば、植物はまた元気に戻る可能性があります。
これと同じで、まだ髪の毛が生きているうちは、育毛剤をあげたり、シャンプーで頭皮に栄養を与えれば、髪の毛が元気に戻る可能性はあります。
つまり育毛剤は、今ある髪の毛を太くしたり、成長を早めたり、抜ける時期を遅くさせたりして元気にさせるのです。
しかし、もしもその薄毛がAGA(男性型脱毛症)だった場合、育毛剤の使用はその場しのぎであり、根本的な解決にはなりません。
発毛剤は薬と殺虫剤
それに対し、発毛剤は薬です。
もしその観葉植物が虫に食われて病気になっていたら、いくら栄養をやっても元気になりませんよね?
髪の毛も同じで、ヘアサイクルの乱れで髪の毛が生えてこない部分に育毛剤を与えても、髪は生えてこないのです。
AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)という虫が、髪の毛のヘアサイクルを乱し髪の毛を生えないようにする病気なのです。
しかしミノキシジルは、そんな生えないはずの髪の毛を「発毛」させる薬なのです。
そして、フィナステリドやデュタステリドは、この虫を追っ払って「抑制」してくれる殺虫剤みたいなものです。
※正確には、虫の卵(テストステロン)を虫(DHT)にふ化させるのを防いでる。
つまり、育毛剤と発毛剤では、髪の毛に与える効果が全然違うのです。
日本皮膚科学会の推奨する診療
日本皮膚科学会でもミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドでの治療を勧めています。
男性型脱毛症診療ガイドラインをご覧ください。
ミノキシジルの外用とフィナステリド、デュタステリドのみが最も推奨される「A」ランクです。
最近発毛効果が話題のケトコナゾールなどでも「C1」です。
C1は「用いてもよい」程度で効果については保証されていません。
自毛植毛でやっと「B」なのです。
ミノキシジルとフィナステリド、デュタステリドの効果の高さがわかります。
ミノキシジルとは
ミノキシジルはもともと高血圧の治療用に「経口降圧剤」としてアメリカで作られた内服薬です。
降圧剤としての臨床試験中に、多くの被験者に「多毛症」の症状が副作用として発現したことから、AGA(男性型脱毛症)の効果に関する研究や実験が行われ始めました。
そして1985年、アメリカのアップジョン社(現ファイザー製薬)が開発したミノキシジル2%配合の外用(塗り薬)の発毛剤「ロゲイン」がアメリカ食品医薬品局 (FDA) で認可され、1988年に発売されました。
その後ミノキシジル配合の発毛剤は全世界90か国以上で認可されています。
ミノキシジルは、休止期の毛を初期成長に促進させ、さらに成長期の毛の成長維持をさせることで、発毛させる「発毛効果」があるのです。
大正製薬の「リアップ」は1999年にミノキシジル配合の外用発毛薬として、日本国内で一般用医薬品として承認されました。
日本で認可されているミノキシジル配合の発毛剤はこの「リアップ」だけです。
リアップは高価なため、ロゲインを始め安価なミノキシジル配合の育毛剤・発毛剤を使用している方もいますが、それは個人輸入により、自分で海外から仕入れた物です。
安いから効果がないという訳ではなく、その成分はほとんど同じなのです。
ただし、個人輸入は医者の処方などないため、副作用に関しては完全な自己責任になります。
また、偽物を販売している個人輸入代行会社もありますので要注意です。
薄毛が改善するどころか、重篤な健康被害を被る可能性もあるのです。
ミノキシジル外用薬とミノキシジルタブレット(ミノタブ)
ミノキシジルには頭皮に塗布する外用薬と、錠剤で飲むタブレットの内服薬の2つの種類があります。
ミノキシジルは元々降圧剤の内服薬(飲み薬)として開発されました。
しかし発毛剤に関しては内服薬ではなく外用薬(塗り薬)として開発されました。
当然リアップも外用薬(塗り薬)です。
ミノキシジルを経口摂取する飲み薬の「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)」は、日本国内では製造・販売が禁止されています。
その理由は、ミノキシジルタブレットには重篤な副作用を起こす危険性があるからです。
頭皮から塗布するのと、飲んで中から吸収するのでは、当然中から吸収した方が吸収率が高まります。
ですので、発毛の効果もミノキシジルタブレットの方が高いのですが、同時に副作用も重くなる可能性があります。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジルの外用薬は、国内で販売されているのは大正製薬のリアップのみです。
個人輸入などでミノキシジル外用薬を購入する場合、価格はリアップよりも4分の1以下と格安で入手する事ができます。
ミノキシジルの外用(塗り薬)はそこまで重篤な副作用は発症しにくいです。
ミノキシジル(外用薬)の主な副作用は
頭皮のかゆみ
頭皮の発疹
頭皮のかぶれ
などです。
塗布した部分に副作用が起こる可能性があります。
ちなみにリアップのデータだと、これらの副作用の発症率は8.7%です。
ミノキシジルタブレットの副作用
ミノキシジルタブレットは、外用の塗り薬に比べ吸収率が高く、発毛の効果も高い一方、副作用も強くなる可能性があります。
ミノキシジルタブレットの副作用として報告されているものの一例です。
多毛症・・・
髪の毛が濃くなる分、全身の毛も多少濃くなる可能性があります。
めまい、動悸、倦怠感・・・
ミノキシジルタブレットは元々血圧を下げるための薬です。
高血圧でもない人が経口摂取することで、血液の流れが弱くなり、めまいや動悸、倦怠感につながる可能性があります。
心臓系の疾患・・・
こちらも降圧剤の影響から、狭心症、心肥大などの副作用を起こす可能性があります。
肝機能障害・・・
内服薬は肝臓で成分を代謝するため、ミノキシジルタブレットに限らず肝臓に負担を掛けます。
そのため元々肝臓に疾患がある人は注意です。
また、アルコールとの併用は、肝臓への負担が重くなるため止めた方が良いでしょう。
ミノキシジルタブレットは、何度もいうように血圧を下げる薬です。
その以下の人はためミノキシジルタブレットを控えた方がよいでしょう。
・血圧の低い人
・血圧を下げる薬を飲んでいる人
・心臓や肝臓や腎臓が悪い人
ミノキシジル外用とミノキシジルタブレットどちらがいいか?
ミノキシジルタブレットの副作用だけ見ると、とても恐ろしい薬のような気がしてきます。
しかし私は自己責任の元、ミノキシジルタブレットを服用しています。
なぜならミノキシジルタブレットが、どんな育毛剤よりも圧倒的に効果を感じるからです。
そうなると、「フサフサだけど副作用の可能性」を取るか、「健康だけどハゲ」を取るか・・・。
私はフサフサを取りました・・・。
感じた副作用はすね毛が少し濃くなったこと。といってもわずかです。
副作用というのはあくまで可能性です。どんな薬にも存在します。
ミノキシジルタブレットを服用しながら様子を見て、副作用が見られるなら服用を中止すればいいというのが私の考えです。
実際、AGA治療のクリニックでも、この「ミノキシジルタブレット(ミノタブ)」を処方している所もあります。
日本では製造・販売が禁止されているにも関わらず、わざわざ取り寄せて処方しているのです。
病院のお医者さんも、やはりこの発毛効果は認めざるを得ないのです。
ミノキシジルタブレットは、個人輸入代行で購入すれば、1か月分800円かかりません。
しかし、「やはりどうしても副作用が怖い。だけどハゲには絶対なりたくない。」という方は、外用のミノキシジルを試してみた方が良いでしょう。
もしくは、少し金額は高くなりますが、ミノキシジルタブレットを処方してくれるAGA治療クリニックに通院するのが一番です。
病院であれば、副作用も懸念しながら治療を進めてくれます。
しかし全てのAGA治療の病院がミノキシジルタブレットを扱っている訳ではありません。
ちなみに、個人輸入で購入する場合、ミノキシジルタブレットには5mgと10mgの物がありますが、5mgの方を選びましょう。
このミノキシジルタブレットは、海外でもAGA治療薬としてではなく、降圧剤として販売されています。
血圧を下げるのに10mg以上の服用が必要なのですが、AGAの発毛目的で10mgを摂取するには強すぎます。
フィナステリド・デュタステリドとは
フィナステリドやデュタステリドは、ミノキシジル同様、ハゲ(AGA)対策には欠かせない存在です。
フィナステリド、デュタステリドは成分名であり、フィナステリドを含有した「プロペシア」とデュタステリドを含有した「ザカーロ」という内服薬が最も有名です。
ミノキシジルは、髪の毛を発毛させる「攻め」の成分。
フィナステリドとデュタステリドは、男性ホルモンがハゲの原因「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化するのを抑制する「守り」の成分。
この2種類の攻守を併用する事で、薄毛の改善をより効果的にするのです。
特に20代、30代の若年層の若ハゲは、男性ホルモンの過剰な働きが大きな原因の場合が多いため、このフィナステリドやデュタステリドが効果的であると言われています。
注意点としては、フィナステリド、デュタステリドは男性ホルモンに働きかける薬ですので、女性の使用は効果がありません。
また、妊娠中の女性が服用すると、胎児に影響する恐れがありますので、フィナステリド、デュタステリドの使用は男性のみにしましょう。
フィナステリド、デュタステリドもミノキシジル同様、元々AGA(男性型脱毛症)のために開発された薬ではありません。
フィナステリド、デュタステリドは前立腺肥大を抑制する治療薬として開発されました。
その副作用として、発毛効果が見られたのです。
フィナステリドの副作用
フィナステリドも医薬品ですので、当然副作用はあります。
フィナステリドの主な副作用
性欲の低下、勃起障害(ED)・・・1~5%未満
肝機能障害・・・1%未満
精神障害(うつ病など)・・・1%未満
フィナステリドは男性ホルモンを抑制する作用があるため、性欲が減退するという副作用が見られる場合が多いようです。
また精子が減少してしまう可能性もあるため、子供が欲しい妊活中の男性は、子供ができるまで服用を避けた方がよいかもしれません。
私はフィナステリドを服用していますが、確かに性欲は落ちました。
しかし以前の性欲が強すぎて、毎晩しなければ収まらなかった事が、3~5日に一度で済むようになり、返って良かったと思っています(笑)
また肝機能障害というのは、内服薬が肝臓で代謝するため肝臓に負担をかけてしまうという、多くの内服薬にある副作用です。
プロペシアとその他のフィナステリド商品との違い
個人輸入のサイトを見ていると、プロペシア以外にも、フィナロイド、フィンペシア、フィンカー、フィライド、ハリフィンなどなど、フィナステリドを主成分とした薬がたくさんあります。
「プロペシア」はアメリカの製薬会社メルク社が開発した物で、この製品が日本の厚生労働省でも正式に認可されています。
いわばフィナステリド含有のAGA治療薬の本家本元です。
そのジェネリック薬品のような物が、その他のフィナステリド商品なのです。
つまり「プロペシア」がオリジナルで、その他フィナステリド商品が模倣品。
しかし模倣品と言っても成分はほぼ同じですので、効果や副作用に差があるわけではないのです。
オリジナルであるプロペシアは価格も高く、28錠で5~6000円します。
これはAGA治療クリニックで処方してもらうと8000~10000円くらいになります。
しかし、その他フィナステリド商品を個人輸入で購入すれば1か月分800円いかないです。
クリニックで処方してもらう10分の1の金額です。もちろん効果が変わるわけではありません。